file24:平林睦子さん

私の起業STORY 私スタイル file24

私スタイルで起業した女性達。
起業までにはどんなSTORYがあったのでしょうか。
ここにあなたの起業スタイルのヒントがあるかもしれません。


平林睦子さん まいにちのパン(長野県)
「走り出したら応援してくれる人がたくさんいた」

パン教室に通い出したことをきっかけにもっとパンに関わりたいと思い始めた平林さん。友人や地域からのたくさんの応援のもと開業を決意します。
毎日食べても食べ飽きない、素材を活かしたシンプルなパンを提供する「まいにちのパン」。そのパンは口コミで多くのファンを得ており、次の展開へ平林さんは動き始めています。

もっとパンに関わっていきたい

Q:創業前は何をやられていましたか?

平林:14~5年前に、食べ物が好きだったので食べ物に携わりたいなと思い、ファミレスでアルバイトをしていました。
と同時に何かやりたいなと思ってパン作りに興味があってたまたまパン教室のチラシを見て通い出したのが今、パン屋になったきっかけです。
月1回パンを作って楽しかったぁというだけだったんですけど、だんだん楽しくなってきて講師の免許もとって6~7年前から自宅で教室を始めました。

Q:どうして創業しようと思われましたか?

平林:もっとパンに関わりたいなぁと思ってたのですが、私もそうでしたが月1回の教室の日に楽しみにパンを作る生徒さんがほとんどでそこまでパンを極めようという方は少なかったんですね。
毎日お家でつくるようなパンをみなさんへお届けできるようになれればいいなぁと思っている内に、自分で作っては食べきれないのでお友だちに配っていました。
そしたらみんなからパン屋をやればいいじゃない!と言われるようになって調子にのってしまって。
そんなときにちょうど近所のカフェのオーナーから
「パンの先生やってるの?ならうちのためにパンを焼いてくれない?」と言っていただいて、チャレンジショップのレンタルキッチンをお借りしてカフェ用のパンを焼き始めたのが販売の始まりです。

Q:創業スクールへ通おうと思われたきっかけは?

平林:ちょっと力試しでやり始めたところ、オーナーさんからも友人達からも「いつやるんだ」とお尻をたたかれるようになってしまって。
去年、オーナーさんから長野県中小企業振興センターを紹介してもらって担当者の方と創業計画書を作り始めたのですが、家庭の主婦で家計簿しかつけたことがなかったので、まったく私自身経営に知識がないことに気づかされました。
そのことを友人に話すとARECの創業スクールのチラシを見せられて「こんないい講座があるんだ、行ってみよう」と思いました。
普通の創業スクールだと私だと敷居が高い感じがしてきっと行けなかったと思いますが、ARECの創業スクールは女性専用でしたので参加しやすかったですね。

Q:創業スクールに参加したメリットは?

平林:目からうろこというか、そんな見方あるの?ということが思いのほかたくさんあって。

マーケティングとかセルフブランディングとか、グループディスカッションとか、普段は自分の意見をいう機会がないので、いろんな方と意見を出し合ったり戦わせあったりというのも新鮮でした。いろんなことが刺激になりました。
参加中も創業するかどうかは半分半分でしたが、みなさん創業されるって言われるし、こんなに創業しようとしている女性が多いんだなぁ、私もやっちゃおうかなぁって励まされました。
平日コース10回コースに参加したんですが、子育てとパン教室をやっていたので参加できない日もありました。
参加できないときは週末の振替コースがあって助かりました。柔軟なスケジュールでよかったです。
時間帯もちょうど小学校の子どもが帰ってくる前に終わるのでよかったです。

尾島:この女性限定の創業スクールは、AREC(一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター)と上田市などの産学官民が連携して開催しています。メインの講師も長野県内の女性の中小企業診断士の方にお願いしています。
平林さんも言われてますが、セミナー開催時間には気を遣いました。平日夕方前には終わるようにして学校の下校や家事に支障がでないようにしました。また受講できなかった場合の週末の振替えもできるようにしています。
※週末コースは開催しない場合もございます。

創業する前に注文を受けていたのでバタバタでした

Q:創業する準備はどうでしたか?

平林:10月に創業スクール卒業後、すぐに商工会の方を紹介していただいて融資の話を進めました。
自己資金だけでは足りないので創業支援融資の申請手続を手伝っていただきました。
実は創業スクールが終わる前に友人から「幼稚園の謝恩会のパンを100個頼むよ」、とお願いされていて3月16日の卒園式に間に合わせなきゃいけないスタートありきの状況になっていたんです。
そこから逆算して間に合わせようと急ピッチで創業準備を進めました。銀行さんもびっくりしてました。
実際融資がおりたのが2月中旬だったんです。

Q:創業してどうですか?生活はかわりましたか?

平林:生活も気持ちも変わりました。
やってみたら応援してくださる方がこんなにもいるんだな、とありがたかったです。
友人も始める前から応援してくれましたし、担当になった商工会の方も「売る先ありますか?一緒に回りましょうか?」とまで言ってくださいました。
地域の方、町のお年寄りのグループが会合で使ってくださったり、夜の会合でお酒とパンなんて絶対合わないのに(笑)メロンパンとアンパンをお届けしました。暖かく応援してもらってるなぁと思います。近所でやっているから応援しようという地域性もあるかもしれません。
販売場所の産直販売店の店長さんにパンを置いていただけるように交渉もしました。お野菜の隣に置いてあるので、どこに置いてあるかわかりませんけどね。
最初の頃は半分くらい残っていましたが、おかげさまで今はほとんど残りません。

始めてからわかったんですけど、思ってた以上にロスとか多くて紙の上でやっていることと実際にやってみたら違うなと、実際にやってみなきゃわからないなと。例えば失敗したり、作ったけど売れ残ったりと、決して楽ではないなと。

声に出してみると助けてくださる手はいっぱい出てくる

Q:今後の目標は?

平林:はじめは予約販売と委託販売だけで私も主人もそんなにお客様は来ないだろうと思っていたのです。
開業した頃は知人だけだったのがだんだんとうわさを聞いてきたという知らない方が増えていったんです。
買った方が口コミしてくださったり、インスタグラムで見た方が問い合わせていらしたり、工房に来て直接買いたいという声が多くなってきたので、それにお応えしたい、直に顔を見てお話ししてお売りしたいなぁと思って。
最初は自分のできる範囲でこぢんまりと無理をしない範囲でやろうと思っていたのですが、
無理をしたくなっちゃいました(笑)。

Q:これから創業を考えている女性に一言。

平林:そうですねぇ、声に出してみると助けてくださる手はいっぱい出てくる。

自分も不安だったんですけど、やってみたいと言ってみたら応援するよという方がたくさん出てきて下さって、もちろんARECのみなさんからもアドバイスをいただきました。

今も地域のみなさんに支えていただいて、走り出したら応援してくれる人がたくさんいたな、と。すごくありがたかったです。
一歩踏み出てみること。
公的機関の創業スクールとかすごく助かりましたし、お金を払わないと聞けないような先生方の話も聞けましたし、すごく貴重でありがたかったです。

平林睦子氏と起業応援サポーター 浅間リサーチエクステンションセンター尾島彩氏

(起業応援サポーターリンク:浅間リサーチエクステンションセンター)

女性起業家プロフィール

まいにちのパン

プロフィール
会社名:まいにちのパン
代表者:平林睦子
業種:パン製造販売
Website:http://mainitinopan.blog.fc2.com/

起業応援サポータープロフィール

一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター
住所:〒386-8567 長野県上田市常田3丁目15番1号
信州大学繊維学部内AREC
電話:0268-21-4377
Website: 一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター http://arecplaza.jp/

上田市創業支援プラットフォーム
https://shinshu-sogyo.com/
E―MAIL:sogyo@arecplaza.jp