file18:牟田祥子さん

私の起業STORY 私スタイル file18

私スタイルで起業した女性達。
起業までにはどんなSTORYがあったのでしょうか。
ここにあなたの起業スタイルのヒントがあるかもしれません。


牟田祥子さん フリーアナウンサー(茨城県)
「自分自身が多くの人たちの心を動かす商品であり続けるために」

スタジオ撮影の様子

1973年、千葉県生まれ。2006年4月から2009年3月までNHK水戸放送局、2009年4月から2011年3月までNHK首都圏放送センターでリポーター兼ディレクター業務を担当。2011年4月からフリーアナウンサーとしての活動を開始。ケーブルテレビのアナウンス、結婚式やイベントの司会、新聞のコラム執筆、動画制作と活躍の場を広げている。
牟田さんはさまざまな活動をしているが、すべての活動には変わらない思いがあった。

諦めずにつかんだ幼いころからの憧れの舞台

Q:子どものころから話すことが好きだったのですか?

牟田:幼いころから「テレビやラジオに出たい」「自分が発信する側になりたい」と思っていました。でも、単なる憧れで深くは考えておらず、短大卒業後は一般企業に就職しました。仕事に面白味が感じられずに、終業後に習い事をしたり、資格試験の勉強をしたりしながら自分探しをしていました。そんな中、次第に昔の気持ちを思い出し、アナウンス学校に行くことにしたのです。その学校で結婚式の司会の派遣をしている友人に出会い、人前で話す機会を得ました。また、放送の世界での経験をしたくて、鎌倉のコミュニティFMでアナウンサーとしての一歩を踏み出しました。鎌倉まで通って取材をするなどハードでしたが、放送に携わっているという喜びがあり、とても楽しい時間でした。その後、3年ほどの応募活動を経てNHK水戸放送局のリポーターとなりました。応募しては落ちることを繰り返すうちに、諦めるべきかなと考えたこともありました。でも、やはり夢を叶えたいという思いが強く、チャレンジし続けたのです。あのときの粘りがあったからこそ、今日の私がいるのだと思います。

Q:憧れの世界に入って、思い描いていたことと違うことはありましたか?

牟田:知らないことばかりで、思っていたものとはかけ離れていました。用意された原稿を読むだけではなく、ネタ探し、構成の作成、ムービーカメラでの撮影、編集、フリップ作成など、番組制作に関わる多くの作業を自分で行わなければいけません。ただマイクで話すだけではなかったのです。実際の業務はリポーター兼ディレクターでした。大変でしたが、この経験があるからこそ、話すだけではなく、文章を書くことも動画を作ることもできるようになったのではないかと思います。

原動力は「人の心を動かしたい」という思い

Q:創業スクールで学ぼうと考えたきっかけは何ですか?

牟田:アナウンサーは、指名されてお仕事をいただく受け身の仕事が少なくありません。今のままでは先細りしていくと感じていたので、以前から自分の経験を活かして、自分で活動の場を広げていきたいと漠然と考えていました。しかし、具体的にどのようにしたら良いかが分からなかったのです。そんなとき、近くに学びの場ができることを知りました。創業スクールに申し込んだときは、お腹に子どもがいましたが、自分で仕事を作り出したいとの思いから踏み出すことにしたのです。創業スクールは、自分の中のモヤッとした部分を整理するために役立ちました。片桐先生は地元の取手にも事務所があり、身近なお姉さん的な雰囲気で相談しやすく、親身になって話を聴いてくれました。男性の講師だったら、そこまで話せなかったかもしれません

Q:お腹が大きいときに創業スクールを受講することについて、ご家族は何かおっしゃっていましたか?

牟田:実は事後報告でした。それまでも妊娠中に旅行に行ったり、資格試験の勉強に行ったり自由にさせてもらっていましたので、それらと同じような感覚でした。近所だし、安定期に入っていたし、出産後はなかなか動けなくなるだろうと思っていましたので、今のうちに受講しようと自然に体が動いていました。夫の実家が近いので、義理の両親にお世話になることもありました。

Q:支援する立場として、牟田さんにはどのような関わり方をしていますか?

片桐:お腹の大きい状況でも牟田さんは創業スクールの課題を提出して、今はどういう状況で、将来は何をしたいという話をしてくれました。前に進む意欲が見られましたので、子どもに手がかかるうちはこれをしよう、手が離れるようになったらこれをしようと一緒に考えています。

Q:仕事をするうえで、大切にしていることは何ですか?

牟田:私が発信したことを受け取った人たちが、ほんの少しでも心を動かしてくれればという思いで仕事をしています。この思いが「話す」「書く」「動画を作る」すべての活動の原動力になっています。

今の私だから伝えられることを伝えていきたい

セミナーの様子

Q:今後はどのように展開していこうと考えていますか?

牟田:今の「牟田祥子」だから伝えられることがあると考えています。仕事の面では、OLを経て、話すだけではなく書くことも動画を作ることも身につけ、フリーアナウンサーとして活動しています。プライベートの面では、40歳を過ぎて出産、育児を経験しています。これらの経験をしてきた私自身が商品です。多くの人の心を動かして、多くの人を笑顔にする自分でありたいですね。

取手みんなのビジネスプランコンテストにて

Q:牟田さんに期待することはありますか?

片桐:牟田さんには「取手みんなのビジネスプランコンテスト」の司会をお願いしました。そこから商工会や行政との接点が増えていますので、今後、取手を中心に活躍の場を広げてくれたらと思っています。彼女の「話す」「書く」「動画を作る」サービスを売るだけではなく、「牟田祥子」を売るお手伝いをしていきたいですね。

牟田祥子氏と起業応援サポーター 創業スクール講師片桐由紀子氏 

(起業応援サポーターリンク:一般社団法人とりで起業家支援ネットワーク)

女性起業家プロフィール

フリーアナウンサー牟田祥子
プロフィール
代表者:牟田祥子
業種:フリーアナウンサー
Website:https://ameblo.jp/orange480503/

起業応援サポータープロフィール

一般社団法人とりで起業家支援ネットワーク

住所:茨城県取手市新町1-9-1リボンとりで5階
TEL:0297-79-6566
Website: https://match-toride.com/
E-mail:info@match-town.jp

株式会社ハッピーコンセプト

代表者:代表取締役 片桐由紀子
住所:東京都千代田区神田錦町3-21 ちよだプラットフォームスクウェア1024
TEL:03-6811-1077
Website:http://www.happy-concept.co.jp
E-mail:info@happy-concept.co.jp

取材・文・撮影/ 梅津勝明(中小企業診断士)
大学卒業後、電機メーカーに勤務。退社後、テレビ番組の構成・リサーチ、ラジオ番組の企画・構成等に従事。また、影絵劇団に所属。人形師を務め、北海道から九州までの500か所以上の小学校でのべ10万人以上の小学生たちの前で公演。現在は、起業創業の支援、組織人事の改善等に従事。また、影絵師として影絵劇ワークショップを開催。自分らしく個性豊かに生きやすい社会の実現に貢献すべく活動している。