file09:高橋華世さん

私の起業STORY 私スタイル file09

私スタイルで起業した女性達。
起業までにはどんなSTORYがあったのでしょうか。
ここにあなたの起業スタイルのヒントがあるかもしれません。


高橋華世さん 株式会社インパクトプロモーションズ(千葉県)
「自分らしく輝く」

サルサダンスのJAPAN CUP優勝、サルサ世界大会日本代表にも2年連続で選ばれるなど、ラテンダンス界で輝かしい経歴をもつ高橋華世さん。結婚と夫の転勤を機に、いったんラテンダンスからは引退したものの、幼い子どもの育児をしながら、ラテンダンスを用いた華やかでインパクトのあるイベントを企画・演出する会社を創業。中小企業庁主催の創業スクール選手権ではファイナリストに選出される。

自分らしいことを何かしたいという気持ちが起業に結びついた

Q:株式会社インパクトプロモーションの事業内容について教えてください。

高橋:大まかに言うと、ラテンダンスを専門とした企画、演出の会社になります。

Q:どうして起業しようと思われましたか?

高橋:結婚、出産、育児を経験する中で、すごく幸せで、育児が楽しいという日々ではあったのですが、妻としてママとして以外に、自分らしいことを何かをやりたいなと思ったことがきっかけです。
娘が幼稚園に入園して、自由な時間が2,3時間できたので、こころと時間の余裕が少し生まれてきて、何かしたいという思いから起業しかないと思ったので、それで起業に関しての情報を集めるようになりました。

Q:よろず支援や創業スクールへ通うことになったきっかけは?

高橋:成田商工会議所の起業セミナーのチラシを目にしたことがきっかけです。成田商工会議所で開催される創業スクールとよろず支援拠点の存在を知って、成田のよろず支援拠点サテライトで面談していただきながら、同時進行で創業スクールに通い始めました。

Q:よろず支援拠点の楊さんに支援をうけて良かったことは何ですか?

高橋:妻としてもママとしても、キャリアもがんばっているという楊先生の姿を見て励まされました。
同じタイミングで同じ条件で同じような環境にいる方ががんばっているから、小さいことから大きなことまで分からないことがあったら気兼ねなく質問できるという存在が大きかったですね。

Q高橋さんに対する支援ポイントは何でしたか?

楊:最初の段階では、たぶんリスクとか、家庭や周りとの両立ということがあって、小さくまとめようとされていたのですが、ポテンシャルがすごく高い方なので、ブレーキを少しずつはずして持っている性能を出そうよというところがありましたね。

結婚披露宴の新郎中座時サプライズダンス演出(写真提供:株式会社インパクトプロモーションズ)

子どもと一緒に成長できるコンセプトも大事に

Q:起業するにあたって、一番悩んだことは何ですか?

高橋:やはり子どものことですね。子どもに寂しい思いをさせたくないし、万が一何かがあるといけないと思うので、働く時間と娘の時間の両方を確保することで悩みます。

Q:その事で、何か工夫されていることはありますか?

高橋:幼稚園の一時保育頼みでやっていますね(笑)。
また、起業にあたって「子どもと一緒に成長したい」というコンセプトもあったので、娘と同じ世代の子どもたちや、そのママたちがどうやったら楽しめるかなという視点に考えがシフトしていて、この視点を取り入れて、娘と時間を共有できる企画も作っていこうと思っています。

Q:起業して1年経ってどうですか。

高橋:営業活動は時間的な制約があって厳しいですね。例えば、都内のイベントを取りに行くために、セミナーや交流会や商談会に参加したいけれど、往復何時間もかかったり、娘のお迎えに行かなきゃいけなかったり、夜間だから行けないこともあって。

Q:何か対策はとっているのですか?

高橋:今、NPO法人日本サルサ協会と、日本で一番大きなサルサのイベントを行っているサルサホットラインジャパンと3社合同で、ラテンダンスプロモーションという名称で活動しています。都内で打ち合わせが入ったときに自分が行けない場合は、自分のかわりをお願いできたり、逆にこちらが受けたりして、時間を捻出しています。

「成田商工会議所創立25周年記念祝賀会」オープニング演出(写真提供:株式会社インパクトプロモーションズ)

将来は、自社でダンサーを育てたい

Q:今後の目標は何ですか?どういう展開を頭に描いていますか?

高橋:ラテンのことだったらインパクトプロモーションに任せれば大丈夫、というくらいの安心できる企業を目指したいですね。

それから、できればダンサーを自社で育てたいですね。提携しているダンサーの皆さんは、東京を中心に活動されているのですが、私は成田市でも千葉県内でもやっていきたいので。例えば、企画によって、いろんなダンサーさんをかき集めかければいけないのですが、事前の打ち合わせや意思疎通が難しかったり、テクニックのシェアが難しかったりということがあるので、できればダンサーを自分の近くで育てたいと思います。

Q:最後に、起業を目指している女性の方々に一言いただけますか。

高橋:一番は、ママだったり主婦だったり、いろんな立場があると思うのですが、勇気をもって行動してみてください。ぜひ自分らしく輝いてください。

高橋華世氏と起業応援サポーター 千葉県産業振興センターよろず支援拠点の楊典子氏

(起業応援サポーターリンク:千葉県産業振興センターよろず支援拠点)

女性起業家プロフィール

株式会社インパクトプロモーションズ

プロフィール
会社名:株式会社インパクトプロモーションズ
代表者:高橋華世
業種:ラテンダンスを用いた法人/個人向けのイベントトータルプロデュース
Website: https://www.impact-pro.co.jp

起業応援サポータープロフィール

公益財団法人千葉県産業振興センター
経営支援部 
(中小企業庁千葉県よろず支援拠点)

住所:〒261-7123 千葉市美浜区中瀬2-6-1 WBGマリブイースト 23F
電話:043-299-2921
Website: http:/www.ccjc-net.or.jp

取材・文・撮影/竹田和朗 (中小企業診断士、ITコーディネータ)

現在、SIベンダーにて、製造業向け基幹業務のシステム企画等に従事。また、企業内診断士として地域に根ざし、農業者のビジネス化支援を中心に活動している。