FBSで出金拒否が発生する事はある?ユーザーが気を付けるべきこと
FBSで出金拒否が発生する事はある?ユーザーが気を付けるべきこと
今回は「FBSで出金拒否されることはあるのか」について解説します。
出金拒否にも2種類ある
まず、FBSの場合に限らず出金拒否とは「何らかの理由でFX業者がトレーダーの出金申請を拒否すること(出金させないこと)」を指します。
もちろん元々の入金額までは出金することができます。
そして、この出金拒否には2種類あります。
- ユーザーの規約違反や勘違いによる出金拒否
- FX業者の責任による出金拒否
あとは「ユーザーにもFX業者にも責任がある出金拒否」「決済サービス側の責任による出金拒否」などがありますが、今回は置いておきましょう。
FBSに原因がある出金拒否は起きているのか?
結論から言いますが、「FBSに落ち度がある出金拒否」は発生していません。
筆者もFBSの口コミを色々と調べてみましたが、そういった報告は一件もありませんでした。
そもそも、FBSレベルのブローカーが出金拒否を起こそうものなら、永遠に批判され続けますからね。
ただ、ユーザーが「FBSに出金拒否された!」と勘違いしてしまうケースはあるようです。
海外の口コミサイトに、いくつかそういうレビューがありました。
3つ紹介します。
- クレジットカード関連
- クレジットカード関連2
- 入出金ルート関連
①クレジットカード関連
FBSではクレジットカードで出金を行う場合に、出金時に用いたクレジットカードの画像データを送信することになっています。
そして、このレビュアー。
なぜか、「FBSに資金をかすめ取られた(出金拒否された)」と騒いでいます。
ですが、口コミを読んでいくと「クレジットカードの画像データを送信するのが面倒」などと語っているだけだという事が分かります。
それに、そもそもこの口コミを投稿している時点で複数回の出金を問題なくこなしています。
クレジットカードの画像データを用意するのは確かにやや大変かもしれませんが、お金が絡むことですから当然ですよね。
ただ、FBSに限らず、FX関連の口コミではこういった過激なことを言う人が少なくありません。恐らく「負けた腹いせ」「自分のせいで出金拒否されたから仕返しする」などが理由だと思いますが……。
また、ブログ記事などの場合は「出金拒否など、ショッキングなタイトルにして、アクセスを集めたい」という事もあるかもしれません。
②クレジットカード関連2
こちらは、「FBSで出金手続きをしたが、10日経過しても出金が完了しない。出金拒否だ!」という内容です。
確かにクレジットカード出金で10日待たせるというのはやや遅いですが、それでも普通にあり得ることなので覚えておきましょう。
また、カードの使い方によっては最長数か月かかることもあります。
そして、出金拒否された(と感じた)からといって、FBSに相談しても解決しない場合も多いです。この口コミのケースではカード会社に連絡すべきです。
※こういったトラブルが起きにくいので、FBSに限らず海外FXの入出金方法としては「ビットウォレット」を選ぶことをおすすめします。
③入出金ルート関連
これは、「入金方法と出金方法が違うために、(ユーザーの落ち度として)出金拒否された」というパターンです。
FBSに限らず、海外FXでは入金方法と出金方法を揃えなければなりません。
ですから、出金拒否されるのは当たり前のことです。
※ただしクレジットカードで入金した場合は、「入金額まではクレジットカード」&「利益分は他の方法」で出金することになります。
※一部、基準を守っていない海外FX業者もあると言われています。
FBSで出金拒否されたと思ったらどう対応すべき?
では、実際に出金拒否されたと感じた際は、トレーダーはどう対応すればいいのでしょうか。
手順を見ていきましょう。
- 規約違反をしていないか確認する
- FBSに相談する
- カード会社や決済サービス会社に確認する
①規約違反をしていないか確認する
率直に言って、ほぼ間違いなく「FBS側の落ち度による出金拒否」ではありません。
後で詳しく解説しますが、まずは規約違反をしていないかどうか確認しましょう。
ただ、普通にFXトレードをしているだけであれば、規約を破ることはまずありません。
じっくり考えれば、恐らく思い当たるものが見えてくるはずです。
②FBSに相談する
規約違反が原因で出金拒否された場合でも、一応FBSに相談してみましょう。
もしかしたら何らかの恩赦が得られるかもしれません(ただし期待するべきではありません)。
また、考えにくいですが「規約を守っているのに出金拒否された」というときもFBSに報告してください。前例がないのでどうなるか分かりませんが、多分スムーズに対応してくれるはずです。
③カード会社や決済サービス会社に確認する
「①」や「②」で出金拒否の原因が判明しなかった場合は、クレジットカード会社や銀行、もしくはビットウォレットなどに問い合わせてみてください。
よく分からなければ、全ての関係機関と相談してみましょう。
FBSでは何をすると規約違反になる?
以下の行為を実行すると出金拒否される可能性があります。
(全て紹介できるわけではありません)
- 特殊な両建て
- 裁定トレード
- ゼロカットの悪用
- 超ハイスピードスキャルピング
※「FBSの規約違反」以外にも、「多くの海外FX業者でこれをやると出金拒否される」というものも挙げています。「何が違反か」が全て明文化されているわけではないのです。
①特殊な両建て
ロングポジションとショートポジションを同時に持つことを「両建て」と言います。
FBSで認められているのは「単独口座での両建て」のみですので気を付けてください。
- 口座Aでロング、口座Bでショートを持つ
- FBSでロング、他の業者でショートを持つ
- 自分でロング、友人がショートを持つ
などは禁止されているので覚えておきましょう。
怪しい動きがあれば、すぐに見破られてしまいます。
いきなり出金拒否される事はないかもしれませんが、何らかの措置が取られると考えてください。
②裁定トレード
「2種以上の通貨の値段の差を活かして稼ぐトレード形式」のことを裁定トレードと言います。FBSに限らず、ほとんどの海外FXブローカーがこれを禁止しています。
ただ、裁定トレードは基本的に「理論上必ず利益が出るが、『利益を出せるチャンス』が少なく、労力もかかる」という性質のものですから、筆者としては全くおすすめしません。
③ゼロカットの悪用
「相場が激しく動くことが分かり切っているタイミング」で、ハイレバレッジをかけてギャンブル的トレードをすると出金拒否される可能性があります。
(米国雇用統計発表、要人の発言、災害時、窓開け時など)
このケースでは、トレーダー側は「ゼロカット(口座残高がマイナスにならない仕組み)があるから、無茶をすべき」と考えるわけですが、そんな事をされてはFBSとしては困るわけですね。
⑤超ハイスピードスキャルピング
数秒~数分単位のトレードのことを「スキャルピング」と言います。
FBSはスキャルピングを許容していますが、自動売買システムなどを使って超高速のトレードをすると出金拒否される恐れがあります。
まとめ:FBSで出金拒否されることはまずない
- FBSは出金拒否をしない
- ただし「トレーダーに原因がある出金拒否」はあり得る
- 規約と「FX業界の常識」をきちんとチェックしておきましょう
- 不安があれば取引をする前にFBSに確認を取る
一般的な取引をしている限りは、出金拒否されることはありえないので安心してくださいね。