2021.10.22海外FX＆国内FXコラム

FX初心者が押さえておくべきこと

FX 初心者

現在ネット環境さえあれば誰もが気軽に行えるFXは人気の投資方法として多くの人に知られています。
しかし、その手軽さゆえにFXが持つリスクを過小評価してしまい、大きな損失を抱えてしまうことも多々あります。

そこで今回はFXを始めるにあたり押さえておきたいポイントをいくつか見ていき、これからFXを始める人にも安全にトレードできる情報をご紹介していきます。

FXとは？わかりやすく解説

まず基本的な事ですが「FX」とは何なのか？FXとは「Foreign Exchange」の略称で、日本では「外国為替証拠金取引」となっています。

通貨同士の交換

FXは通貨同士を交換する投資方法となっています。日本円と米ドル、日本円とユーロ、ユーロと米ドルといった各国の中央銀行が発行する法定通貨同士の取引が行われるものです。取引ではどちらかの通貨を売ってもう一方の通貨を買うこととなりますが、円を売ってドルを買う場合には「円売り/ドル買い」などと呼ばれています。

リアルタイムの交換レートでトレード

FXとは通貨同士を交換する取引方法ですが、交換する際の割合はどのように決まるのでしょうか？
ある通貨とある通貨を交換できる割合を「交換レート」と呼び、交換レートは、日々の為替市場の需要と供給のバランスによって決定されます。

以下通貨ペアの交換レートと表示方法についてまとめました。

通貨ペア	交換レート
米ドル/円	111.55円
ユーロ/円	121.02円
ユーロ/ドル	1.08ドル
ポンド/円	144.60円
豪ドル/円	73.92円
ポンド/ドル	1.29ドル

交換レートの表示方法は通貨ペアごとに異なりますが、通貨ペアで表示されている通貨のうち左側に表示されている通貨を基準通貨として、右側に表示されている通貨単位でレートに表わされます。

ドル/円　⇒　1ドル/111.55円
ユーロ/ドル　⇒　1ユーロ1/.08ドル

証拠金を預け入れてトレードを行っていく

FXは証拠金取引の一種となります。この証拠金取引の場合は自己資金をFX業者に預け入れることで、自己資金以上の資金をトレードすることができます。

為替市場は、株式市場や仮想通貨市場に比べるとあまり大きな値動きはなく、ここ最近のドル円の値動きを見ると、1ドル105円付近～112円付近で推移しているようです。そのため預け入れた証拠金以上の金額でトレードを行っても、必ずしもハイリスクハイリターンとなるかわかりません。

ハイレバレッジがかけられる

FXでは証拠金以上の資金をトレードする場合「レバレッジをかける」と表現されています。
レバレッジとは「てこ」を意味し、この「てこ」の原理のように少ない力で大きなものを動かせるのがポイントです。レバレッジの大きさは、〇倍という形で表されますが、証拠金の何倍の金額を動かせるのかということを意味します。

なお最大レバレッジについてですが、国内FX業者では金融庁の規制があり25倍となっています。一方海外FX業者では、業者によりまちまちです。

FX業者名	最大レバレッジ
国内FX業者は一律	25倍
XM Trading	888倍
Land-FX	500倍
Axiory	400倍
GEMFOREX	1,000倍

FXトレードに慣れてリスク管理がしっかり行えるようになってきたら、海外FX業者でハイレバトレードに挑戦してみてみるのも良いでしょう。

FX取引のメリット・デメリットって？

ではFXトレードにどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか？

メリット

1.少ない資金で大きな資金を動かすことが出来る

FXのメリットはレバレッジトレードができること。国内FX業者の最大レバレッジ25倍で、1Lotを動かすのに必要な金額について考えてみましょう。

多くの国内FX業者では1Lot単位で取引が可能。そのような業者だと1Lot(1万ドル)が最低取引水準に設定されているのが一般的です。
たとえば1Lot(１万ドル)を動かすための必要証拠金を計算してみます。

1Lot=1万ドル、1ドル110円として計算
1Lot(110万円)＝25倍×必要証拠金
必要証拠金＝110万円÷25=44,000円

1万ドル(110万円)という大金をわずか44,000円という少ない金額で動かすことが可能となるんです。
さらに海外FX業者を使えば、さらに安い金額で1万ドルを動かすことができます。

FX業者名	最大レバレッジ	1万ドルトレードするのに必要な証拠金
国内FX業者は一律	25倍	44,000円
XM Trading	888倍	約1,239円
Land-FX	500倍	2,200円
Axiory	400倍	2,750円
GEMFOREX	1,000倍	1,100円

先ほど紹介したFX業者の最大レバレッジの必要証拠金を下の表にまとめました。

最大レバレッジ1,000倍のGEMFOREXでは、1,100円で1万ドルのトレードができてしまうことになります。

2.買いからでも売りからでもエントリー可能

たとえば株式の現物取引の場合、新規注文する際は株式を購入しなければなりません。
現物取引であっても上昇トレンドの場合、買いでエントリー、売りで決済すれば利益を出すことができます。

ところが下降トレンドが続いている際、買いエントリー、売り決済で利益を出すのはとても難しくリスクも大きくなってしまいます。

FXでは売りでエントリー、買いで決済という注文方法を行うことが可能です。どのような相場でも利益を出しやすいトレード環境が用意されているのです。

デメリット

①板がないので予想が難しい

株式の取引画面には注文数と注文値の一覧が表示される板があります。この板ではトレーダーの注文情報が分かるので、値動きの予測には大いに役立ちます。

しかしFXにはこの板がありません。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析のみで値動きを予測しなければならないので、株に比べると参考となる情報は少ないと言えます。

②借金リスクがある

残念ながら国内FX業者の場合には借金を背負ってしまうリスクがあります。
FX業者は通常、含み損を抱え証拠金が一定水準を下回った場合、業者側でポジション決済してしまう強制ロスカットというシステムを採用しています。ところが大荒れの相場の際、強制ロスカットが機能しないことがあります。その結果、証拠金がマイナスとなってしまい、FX業者から追加で証拠金の支払いを求められる可能性があるのです。

もしこうなりたくないならば海外FX業者を利用することがおすすめです。海外FX業者を利用すれば、証拠金のマイナス分を補填してくれるゼロカットシステムを採用しているため、借金を負うリスクを完全に0とすることができます。